概ね二か月前に公開された本作は、当初Netflix配信を予定した期間限定的な劇場公開で、公開映画館も限定されていた。(筆者の最短映画館でも当初は公開予定なし)
だが、内容が好評を博し、また真偽不明であるが、魔法少女まどか☆マギカの続編公開が延期されその枠を埋めるために、全国展開され、16億円程度の興行収入を得るようになった。
本作の鑑賞はかなり前(全国展開された時点)で観たかったは見たかったのだが、いわゆる年度末的繁忙期でタイミングを逃していたこと。そしてこの理由が最も大きいのだが、(筆者の近傍映画館では)全国展開されたと言っても、1日1回しか上映がなく、レイトイショーに値する遅い時間帯での上映が設定されず観ようにも観られない(観づらい状況であった)
さて、そのような期会に恵まれない状態であったが、ネタバレをほぼ知徳せず、本日2045~2320の回にて、鑑賞となった。
鑑賞後、この映画の感想を求められた。刺さるのか刺さらなかったのかという2者択一である。そのようなYES、NOで答えるののであれば、刺さらなかった。正直閃光のハサウェイキルケーの魔女を今すぐ観たいと思うぐらいであった。
まず刺さるというのはどのような場合か彼の意見を紹介する。本作は、あらすじ等を見れば、Vtuber的要素や、ニコニコ動画で開花したボカロなどの文化、ネットミーム的な要素を扱う。つまり、これらの要素にふんだんに触れた人は、それらのシステムが描かれているため、面白い=刺さるという訳だ。
対して、刺さらないのは、それらの文化的要素に振れたことが少ない。また、その背景にある奥ゆかしい部分を理解できないパターンが刺さらない場合である。
すでに述べた通り筆者は、「刺さらなかった」訳だが、単純に刺さった人の文化を知らないわけでもなく、またネットミームの奥ゆかしさを理解していないわけでもない。
一重に本作のSF的要素の雑さ(あえて説明していない)または、その部分に今後の展開を含めた含みを持たせている。または、他のメディアミックスで補完する。映画の尺など総合的見地によるシナリオに判断かもしれない部分が特に気になって、刺さらなかった。
ここからは具体的に本作の核心的な部分に触れるため、ネタバレとなる。
まず、第一に、ツキヨミは、現代のカグヤとイロハPに、最悪の事故について、接点ができた時点で詳細に説明し、破滅を回避すべきではなかったのだろうか。ツクヨミに記憶の欠損があるなど、設定があれば、これは別なのだが、そのようには見えなかった。
第二に、SF的要素において、説明がなさ過ぎて、唐突すぎる要素がある。そのあたりの描写はうまく描いている部分もあるのだが、結果的にわからない部分が多い。特に月の生態は全く不明に近い。個人的に、月人のデザインもあまり好きではなかったのもある。
主にこの2点が刺さらなかったのだが、刺さった点もある。まずライバルとして戦う鬼グループの女性キャラクターが、男性CV設定であったこと(いわゆる男の娘設定)と、CV みさおりと釘宮である。特に前者は驚き、後者は熟練CVを採用していると感じた。
ということで、おもしろかったかといえば、まあ。ということろで、本心は述べた通り、結果的に劇場に来て映画を見るのなら、閃光のハサウェイキルケーの魔女を5回目鑑賞するほうが、刺さった。(結果論なので、証明不能だが)